37歳ボクシングはじめました。練習の備忘録

37歳でボクシングをはじめたときの備忘録

昔話で恐縮だが高校生の頃、ムエタイを2年間習っていた。
近所にあったキックボクシングジム。
そこには不法滞在している元ランカーのタイ人が片言の日本語で指導してくれていた
当時からスパーリングでのディフェンスが苦手でどうやってパンチを避ければいいのかわからずいつかボクシングを学んでディフェンスのノウハウを得ようと目論んでいたがあれから20年、
通勤途中に車窓からボクシングジムが見えていたので何となく気になって門を叩いた。

---0日目

入会金と月謝の話を聞きに行く
月10,000円らしい。一昔前ならともかく今やスポーツジムでサウナやお風呂などが毎日朝から晩まで使い放題可能な金額である。

営業時間や設備等を考えると決してコストパフォーマンスが良いと思えないが自分が学びたいことを学ぶためにはこの金額を払うしかない

話を聞きにいき確認したかったことは
・新人は掃除しないといけないなどの不条理な文化がないか
・清潔感(汗の匂いでひどいところがある)
・そのジムの空気感

見たところ問題なさそうなので来週からお願いしますと言うと
トレーナーらしき人から
『見学はいいのですか?』
と尋ねられたが格闘技は初めてではないため見学なしで来週から通うことにした

---1日目
20年以上前に格闘技の経験がある事は伝えてあるので
準備体操の後、いきなりミット打ちを行う。

思った通りに体が動かずパンチがミットの真ん中に当たらない。
高校生の頃の身体のイメージが脳に残っているが体がそれに全くついていっていない
脳みそはもっと早く動けるど思っているのだが体が反応しないのだ。

ミット打ちが終わった後、右手の親指の付け根を痛めてしまった。

2Rミットを打たせてもらうがあまり疲れなかった
これは体力があるからではなく、 体をちゃんと動かせていないからである。

練習後、シャワー浴びて疲れた感覚で最寄りの駅に向かう。
疲れた体で何も考えられず帰宅するこの感覚は高校生以来だ
あの頃もこういう感覚、感情で自転車で家まで帰っていたことを思い出す。
疲れでなにも考えられず ”ぼっー” としながらの帰路はなんともいえない。

---2日目
パンチングボールシングルに憧れていたので、ひたすらそれで練習。
(私が前に所属していたキックボクシングのジムにはパンチングボールがなかった)

この練習の効果は以下。
・動体視力を鍛える
・肩の筋肉を鍛える

初めてやってみるがタイミングが会わず上手くいかない。
コツは肘を動かさないことらしい

相変わらず右手が痛い。

---3日目
サンドバックを殴りまくっていたら左手の拳から血が出て来た。

ミット打ちの際にフックの打ち方について注意を受ける。
今まで手の甲の部分を上にしていたが相手に向けて打つように指導される。
どちらが正しいのか本,YouTubeで調べると手の甲を天井に向けている。


今度は、ネットの動画で調べると ・初心者は手の甲を上へ ・上級者は手の甲を相手へ

と説明している。
あの井上尚弥でさえ、手の甲を上に向けている

理由は手の甲を相手へ向けて撃つ場合、コブシではなく指の第二関節にヒットしてしまう可能性があるからだという。
手の甲を上にフックを打てば、このようなトラブルがなくなるらしい。

フックの打ち方はどちらが正しいのだろうか・・・

---4日目
右手の親指の付け根が痛いのでミット打ちをやらないことにしている。
左の拳から血が出ているのでこのまま練習を続けて問題ないかトレーナーに聞くと

「ボクシンググローブに血がつくからバンドエードとか貼ってほしい」

と指摘を受ける。
そうなんです。私、グローブをジムにあるのを使っていまして、自分用のグローブを持ってないんです。

 

トレーナー曰く、winningが手作りでおすすめらしい。
これより安いとパンチを打つ感覚がよくないし、すぐに合皮が剥がれたりして使い勝手がよくないとのこと。

それにしてもジムに置いてあるボクシンググローブは他の人も使っているため匂いがきつい。
「持って帰って洗っていいですか?」
と聞いたら
「ジムのものだからだめ」
と言われてしまいました。
まあそもそも洗うものではないですからね。

プロテイン
20年前にムエタイをやっていたが、さすがにブランクのためか フックの遅さにイライラする。
スピードは若い時の方が圧倒的に早いことを痛感。
とりあえずバルクアップのためにプロテインを飲むようにした。

私が飲んでいるのは大豆プロテイン

人工甘味料を摂取すると具合が悪くなるのでプレーンを選択するようにしています。
多分、人工甘味料は体に合わず摂取すると体調を崩し次の日、寝込んでしまう。

人工甘味料は人体に影響はないと言われているが体が受け付けない。
腸内最近に影響があるなど諸説あるが早く科学的に解明されることを願う


このプロテイン、アマゾンのコメントには溶けにくいと不満がありますが
水の量が足りないだけだと思います。

ちなみにホエイは体臭が牛乳になるのでおすすめしないです。

プロテインを飲んでいるデメリットとして匂いのキツいおならが頻繁に出るようになります。

私は肉をたべないため匂いの原因になる悪玉菌が少ないにもかかわらずです。

プロテインは腸内環境に良くないのではないかと心配になる

---6日目
会社に行くと筋肉痛と肉体疲労で午前中がつらい・・・。そして体が休養を求めいているのか眠い。8時間睡眠なのに。

ここのボクシングジムに通いはじめて練習時間が短いことに気がついた。
みんな1時間ぐらいであがっている。
高校生の時通っていたキックボクシングジムは2時間の練習が普通だった。

まぁ、プロを目指している人が数人しかいないみたいだからしょうがないかな。
当時通っていたところではタイへムエタイ留学している選手がいたぐらいなのでかなりガチなジムでした

右手が痛いのでミット・サンドバック打ちができないのでひたすらシャドー。
筋肉をつけるためにダンベルを持って行う。

今度はダンベルの負荷で腰が痛くなった。
徐々に体を慣らさないと体が壊れる。 もう若くないのだ

---10日目
拳から血が出ていたが回復。
シングルのパンチングボールも慣れて来ていい感じで打てるようになって来た。
シャドーに飽きてきたので、ウィービングのやり方を教えてもらう。
キックボクシングではウィービングなんて教えてもらえなかった。
ひたすらシャドーで体に覚えさせる。

---13日目
初日に痛めた右手の親指の付け根がよくなって来たのでミット打ちをやらしてもらう。 どうもミットの真ん中に当たらない。
あと右ストレートで腕が曲がった状態でミットにあたるためトレーナーから注意を受ける。
本来は腕がまっすぐになった状態がベストらしい。
ミットが終わると今度は両手首を痛めた。
バンテージの代わりに軍手を使っているため手首が守られないようだ。

 

知らなかったのだが今のバンテージは紐ではなくマジックテープで固定するそうだ。
紐を結ぶのが面倒で軍手を使用していたが
何でも便利になっているんだなぁと時代の流れを感じる

どうでもいいがシャワールームにあるシャンプーが切れている。

頼むから空のボトルは捨ててくれ。今度、勝手に捨てていいか聞いてみよう。


後日談
このシャンプー、実はトレーナーの私物で勝手に使ってはいけなかったらしい。
後で怒られたので石鹸をジムに定期的に寄付することになった。

 

---14日目
ジムに行くと古株と思われる中年男性から
「なんであいつ挨拶しね〜の」
という文句が聞こえる。
どうも私のことのようだ。
まぁ、無視しますけれどね。
人間関係とか超絶興味ないので。

前から気になっていたバーンローラーという器具。
使用効果を尋ねると腕を鍛える筋トレグッズらしい。 

使い方は両手でもってグルグル回すと腕全体が鍛えられると言う代物。

使ってみると言語化するのが難しいのですがクネクネした不思議な感覚に襲われる。

10秒間ほどこの器具で鍛えると腕がぱんぱんになり辛くなってくる。

結構負荷のかかる良い道具だと思う。

もう一つは小手のような道具。名称不明だが手首を鍛えるための器具。
腕にはめて手首のスナップを効かせると鍛えられる。
どこからどう見てもRPGに出てくる防具の小手にしか見えない。

---15日目
ミット打ちで右アッパーをしたとき、左太ももの付け根の筋肉?筋?に痛みが走る
たぶんこれが噂に聞く 肉離れ。
生まれて初めて経験したので確証は無いのですが多分そう
もう何をやっても体が故障するので入念のストレッチと7割の力で練習することを学ぶ

---16日目
サンドバックを打つと脳が揺れる。
殴られてではなく、自分でパンチすると体全体が揺れて頭が痛くなる。
体の使い方がおかしいのだと思うが、何が原因なのかわからない。

腕の後ろ(上腕三頭筋長頭?)が盛り上がってきた。
中年女性がぷよぷよになるところだ。
あまり筋トレはしていないが プロテインとパンチの練習による結果と思われる。
今まで経験がないほど盛り上がっている
"逆力こぶ"
と表現するのが適切な気がする

---20日目
拳、手首が痛い。高校生の頃、サンドバックを殴っていた時はこんなことはなかった。 推測だが、体重があのころよりも6キロ増えているためその分、 腕力が上がっているため そのパンチ力に手の骨格等が耐えられないのではないかと思う。

体重が増えたら今度は膝が悲鳴をあげ痛みが走る。
体重は増やせばいいものではないと実感する。

さてどうしたものか?
まさに二律背反である。
このままプロテインを飲み続けていると膝が壊れてしまう。

パンチングボールのシングルかいい感じに打てるようになってきた。
ここまで来るのに1ヶ月ぐらいかかってしまった。
ジムに来るたびに5Rほど、パンチングボールのシングルをやっていたので周りに人から見たら、
「なんであんなにパンチングボールやっているんだろう?」
と不思議に思われていたと思う。

いまだによくわからないのかパンチングボールを打つのは
・手刀
・拳
のどちらで打つのかということです。
(正解は手刀の部分でした)


体が慣れて来たのか2Rのミット打ちが疲れる。
終わった後、吐きそうになる。
体の使い方がよく慣ればなるほど疲れるようになるってなんか不合理な感じがしますが これを踏まえてスタミナをつける必要があります。

室内の匂いについて
汗を大量にかくため初めてボクシングジムへ訪れると匂いに驚かされます。
トレーナーは女性会員を増やしたいと思っているようですがまずはこの匂いが最優先です。
もう室内にこもる汗の匂い、仕事帰りに立ち寄るため衣類,カバンに匂いが移りそうで怖い。
通っているうちに匂いに麻痺して自分が異臭を放っていることに気がつかなかったらどうしようと心配になります。
(ちなみにあんなに気になっていた匂いも通い続けていると麻痺して全く気にならなくなります。
自分の体臭、口臭もきっと同じような感じだと思うと周りからやりすぎと言われる位に清潔感には気をつけたほうがいいと実感する)


ある日、トレーナーからミット打ちで何をやりたいか聞かれたので
「ディフェンス」
と答える
明日は私はディフェンスを学ぶためにここに通っているんです。

パンチを避けながらミットを打つ。

トレーナーに
ダッキングはもうできてるから大丈夫」
とお褒めの言葉をいただく。

目指す目標はスパーリングで相手のパンチを恐れずよけれるようになること

シングルに飽きてきたのでyou tubeで調べてみるとパンチングボールを前からではなく、後ろから叩くやり方を発見。
さっそくジムで試してみるが、難しい。
あまりにうまくいかなくてイライラする。(当分はこの練習だな)
周りでそんな練習方法を行っている者はいないので奇異な目でみられているが気にしないことにする。

# マススパーリングについて
スパーリングと違い基本寸止め,当てたとしても軽くやるスパーリングの事。
英語でマスの意味を調べても信憑性の高い意味が見つからなかった。
マススパーをやらせてほしいとトレーナーに頼んでいたがなかなかやらせてもらえい。
一体何を懸念しているんだろうか?

しかたなかったのでフルフェイスのヘッドギアを購入。
フルフェイスにした理由は歯を守るためです。
6000円ほどの廉価版を購入したらトレーナーから

「なんでWinningにしないの?
 長く使えるし壊れても修理できるし,これなんかみてよ」

とジムにある赤いヘッドギアを取り出す。

「10年使用してるけれど,まだ使えるよ。それにこれだけ使うと味が出る」

よく見ると赤いヘッデギアは黒く変色している。

味といわれてもまだ私はその領域に達していないしそんなに長くボクシング を続けると思えない。

で,トレーナーも気を利かせてそんなにマススパーがやりたいならと相手してくれた。 これがむずかしい。
まず怖くてパンチが出せない。
パンチするために相手に近づかなくてはいけないし,そうするとパンチをもらってしまう。
マスだとわかっていても怖い。
サンドバック相手ならいくらでも攻撃できるが人の場合,反撃されるのだ。
攻守のバランスを考える必要がある。
将棋と同じだな。 守りを固めれば攻撃力が低くなってしまう。


1R終わり,何もできなかった。

スパーがうまくなるためにどうすればいいのかもわからない。

少なくともミット打ちをしつづけていてもうまくならないことだけはわかった。
そして致命的なことに気がついた。私は腕が異常に短いのだ。
全然届かない。幕内一歩のようにあたまを硬くして入り込まないといけないのかと絶望する。


朝起きると右肘が痛い。
心あたりは左ボデーのパンチを肘で防いだこと。
軽いパンチでこれか。
本気のパンチだったらと想像すると簡単に体がぼろぼろになるな。
ちなみにスパーリングで肋が折れることは日常茶飯事らしい

ある日のこと、軽量級のプロとマススパーを行う。
結果,ボコボコにされる。
ラッシュをくらっていたとき,怖くて思わず目をつぶってしまい,これではいけないと目をあけたら相手が先ほどまでいた場所から移動して見失いもっと怖くなってしまった。
目をつぶるのは危険だ。

パンチを避ける時は見えているわけではなく,勘らしい。

パンチを見て動くのでは遅いのだ。

というわけで最近はダッキング、ウェービングを意識しながらサンドバックを叩いている。

相手のパンチが怖くて距離をとった戦い方しかできない。

使う技はストレートのみ。 散々サンドバックでフック、アッパーを練習してきたがあんなに近づいてパンチを打つ気になれない。

それからというもの近距離の戦術を諦めサンドバックはストレートのみ練習している。

このところ毎日、マススパーを行なっているが一向に上手くなる気配がない。

パンチは勘で避けると教わり実践してみると、フェイントに簡単に引っかかるようになる。

一体プロはどうやって避けているのだろうか?

野球のピッチャーが球の緩急をつけることでバッターを翻弄する話を思い出してボクシングで応用してみることにした。

スピードの遅いジャブを打ち、相手をそのスピードに慣れさせてから 早いパンチを打つ。

結構、効果的だと思う。

もしかしたら当たり前のことかもしれないけれども。

 

# グローブについて
いつもadidasのグローブを使用しているがトレーナーが
「このwinningのグローブ(10オンス)使ってみれば」
と言われて使ってみることに。

重厚感がありグローブの厚さ,質感といい明らかに値段の高さがわかる。
「これいいですね?いくらぐらいするんですか?」
「2万2千円」
「!?。グローブに2万円は出せないです」

グローブの打ち心地なんて気にしたことはなかったがwinningのよさを知ってから毎日使用していたある日,バンテージではなく軍手にグローブをはめて練習をしているためか拳の皮が向けて出血する。
そのことをトレーナーから指摘され

「他の人も使っているから出血しているときはグローブ使わないで」と言われる。

しょうがないので自分のグローブを購入しようと思ったら winningは手作りのため1ヶ月半待ち。
これでもジムを通しているから早いほうで,普通は3ヶ月待ちたそうだ。
また色も選べるが10オンスの場合,8000円以上高くなる。 赤,白,青は22000円。それ以外の色は高くなる。
色ごときで8000円も払えない。

他のグローブをさがしてみる。


他の安物ブランドのグローブは一見良さげだが
中の綿が薄く殴ったときの感覚がwinnigとくらべて今いち。
値段も4分の1なのでしょうがないのですが。

 
使っている人の話を聞いたところ,途中で皮が破れて綿がでてくるらしい。


キックボクシングをしている人はなぜかタイ製のブランドで値段は安いWINDY。
ボクシングとキックを比べるとボクシングのほうがお金がかかります。
グローブ,トランクスとどれをとってもキックより高いのです。
あと道具に対してシビア。
キックをやっていたころはグローブの良し悪しについて語っていた人はいませんでした。


高いけれどなんだかんだで一番いいのがwinning。
さすが日本製といったところ。
トレーナーはwinningのグローブを10年使用しているそう。
他のメーカーは安物買の銭失いになるので本気で練習するならこちらをおすすめします。

# バトルロープ
太いロープを両手でもってゆらゆら縦、横に揺らしてトレーニングしているのを見て、あれはなんなの?
と調べてみるとバトルロープというらしい。
これが見た目以上にきつい。
30秒やるだけで体が悲鳴をあげる。
筋力だけではなく体感も鍛えられるそうなので筋トレは基本これだけやっている。


#腹筋ローラー
簡単にできると思ってやってたら全然できない。
腹筋、腕、背筋を使わないと地べたに這いつくばってから起き上がることができない。
キツい筋トレの上位7%に入ると思う。
初心者にはおすすめしない。


#メディシンボール
お腹に落とすあれです。
横になってボールをみぞおちめがけてお腹に落としてみると痛い。
勢いをつけて落とされたら悶絶しそうだ。

他の使い方もあり、座った状態で両手で持って左右に体をねじり床に叩きつけることで横の腹筋を鍛えることができるようだ。

#パンチングボール(小)
的が小さすぎて素手だとパンチが全然当たらない。
そんなバカなと思うぐらい当たらない。
今までのパンチの当てたいと思う場所に当てる精度がいかに低いのか痛感させられる。 そしてこのパンチングボール。
上下のビョンビョン動く距離が想像以上に大きい。
上下の合計が30cmぐらいを動くので動体視力等の訓練にもなりそう。


#パンチングボール(ダブル中)
ほとんど練習していなかったがyou tubeで調べると色々やり方があることがわかったので、とりあえずジャブを打ったら左右に一回づつダッキングすることでデフェンスの練習をひたすら行う。
打つとまっすぐパンチングボールが返ってこない。
パンチの軌道がおかしいのだと思う。

一週間練習を休むとスタミナがなくなって練習中ぜーぜーはーはーしてしまって練習人ならない。
肉体労働者が二日仕事しないと体がなまって辛くなるから休まないという話をきいたことがありますが、まさにそれ。
体感的には二日休むと完全回復するから良いと思うのですが歳を重ねた人はちょっと違うのかもしれないです。

#腱鞘炎
サンドバックを殴ると手が全体的に痛い。
特に痛いのが指の関節、肘。
また、勤務時間中にノートPCを手で持ち上げた時、親指の関節に激痛が走った。
どうもサンドバックを殴りすぎて腱鞘炎になったようだ。
高校生の頃は、こんなことなかったのになぜだろうか考えてみる。
更年期障害による指バネ、 もしくは体重が高校生のころの52キロから60キロに増えたため、 パンチ力が上がってしまい、拳が耐えられないなくなったのではないかと思う。

拳だけではなく、体重が増えたことでフットワークの練習すると膝が痛くなる。
身長167センチの私にとって体重60キロは、耐えられないようだ
とりあえずサンドバックを使う練習はやめ、 体重も減らしてパンチ力の低下に勤めようと思ったがやめた。
サンドバックを打たなければいいのだ。
そしてステップも激しくしなければいいのだ。
それにジムの人はほとんどが腱鞘炎になっているのをみると職業病なのだろう。
ムエタイをやっていた頃はそんなの一人もいなかったのに。
やはりボクシングは腱鞘炎、歯、鼻が折られる、パンチドランカーになるわでリスクが高いスポーツである


# ハンドミット
腱鞘炎なので普通のミットよりも拳への負荷が軽減されると考えてトレーナーがハンドミットで練習してくれることになった。
いつものミットと距離感が違うのでやりづらい。
特にフックのとき、ハンドミットの長さぶん普段よりも距離が近くなる。
とはいえ、拳の中心から少しずれて小指、親指にミットが当たると痛みが走る。
腱鞘炎になる原因はパンチの当て方が下手だからなのもかしれない。


#ステックミット
腱鞘炎なのでミット打ちをしない代わりにこちらで練習。
主にうちのジムでは (他のジムは知らないしそもそもこの手法がメジャーなのかわからない) デフェンス強化のために使用している。
ステックなので表面積が狭く柔ないのでパンチを当てても痛くない。
腱鞘炎が回復するまでこれで練習させてもらうことにする。
そもそもディフェンスを学ぶために習っているのでミットよりもこちらのほうが都合がいいのだ。
それにしてもこのステックミット値段が高い。
そんなに数が売れないからだと思うが・・・。


#ラダー
フットワークの練習で使う。
生まれて初めてこの存在を知る。
後で調べてみると結構サッカー選手とかいろんなスポーツで使われている練習方法のようだ
簡単そうに見えるが枠の中からはみださないように ステップを踏むのは以外に難しかしい。
特に後ろ向きで行うと枠の幅が認識できないので よく踏み外す。
ラダーの練習方法はウクライナのボクサーロマチェンコの動画が参考になる
ちなみにロマチェンコのユニークなステップは、バスケ&ウクライナ舞踊の経験から来ているそうだ。他のスポーツの経験値が役に立つ好例といえる。


#マウスピース
歯を食いしばりによる削れを防ぐために使っている。
口内の怪我防止と言われるがよくわからないが
一般的に言われているメリットは
・噛み合わせがよくなるので筋力があがる
・パンチで脳への振動を吸収できる


#スパーリング 

怖いの一言(これ以上の感想が出てこない)
プロとやると何しても返される。
恐怖心で体が動かない。
あんなにマスをやってこれなのかと愕然とする
この恐怖心はどうすれば払拭できるのか・・・ 漫画で一度,植えつけられた恐怖心は払拭するのは無理と読んだことがあるが本当にそうだと思う

 

# やめた
ちょうど1年間このジムに通っていたと思う。
辞めた理由は色々ある
・スパーリングに対する恐怖心がなくならなかった
・成長を感じられない
・右膝の痛みに耐えられない

1番の理由は、練習が単調になり緊張感がなってしまったからだと思う。
それに1年いると古株になって局(つぼね)になってジムへ迷惑かけてしまいそうなので
自ら去ります。