キルギス

写真はビシュケクで建築中の巨大モスク。 完成後には観光地としてガイドブックに記載されることと思います。

ところでキルギスにどんなイメージを持っているかというと全くしりません。 わからない国って怖いですよね。 でも実際行ってわかったことは

・物価が安い ・治安がいい ・観光地化されてない

ということです。今やアジア諸国の経済発展による物価の上昇によりバックパッカーとしての旨味がない現代、中央アジアはすばらしい場所に見えます。 現地の人も観光客慣れしていないので 道を尋ねるとものすごく喜んでもらえる。 お土産屋さんも外国人をターゲッティングしていない感じで安心します。 海外にきている感があってよいです。

行き方

カザフスタンのアルマトゥイからバスで半日ほど。

ビザ

不要。 「地球の歩き方」陸路で入出国する際に 矛盾した記載があり混乱しますがカザフスタン=>キルギス=>カザフスタン と再入国しても問題ありません。

治安

汚職警官

汚職警察官にやられました。ビュスケクにある国際線が発着するバスターミナルでパスポートを見せろといわれ、そのあと個室に連れて行かれ軟禁されました。 英語が通じないため、太った性格の悪そうな警察官はロシア語で質問してきますがまったく理解できません。 英語を話せない警官は、「jail(刑務所)」という言葉を発してきます。 ようするに賄賂を渡さない刑務所に送るぞと言っているようです。 そのうち相手もお金を渡さないのを理解したのか、 今度は財布を見せろといわれ札を何度も数えられ解放された後、調べて見ると50ドルほど抜かれていました。ちゃんと見ていたつもりですがマジックなのかわかりませんでした。ガイドブックにも書かれていますが、パスポートを渡さずに見せて個室にはついて行かないようにしましょう。 これさえなければ、キルギスは最高の国でした。

自転車盗難はありえない?

ホテルで自転車をレンタルしたのとき、もし盗まれたら弁償代はいくらか聞いたところ、レセプターの女の子が

「鍵かけるんでしょ?」 「いや、でも鍵を壊されて盗まれるかもしれないじゃん」 「そんなワイルドな人いるわけないじゃん」

何が言いたいかというと、治安は良いということです。

ビシュケク

キルギスの首都。

バザール巡り

巨大なバザール。 いままでこの規模のバザールは記憶にない。 人もいっぱいいるので自転車を降りて歩くと邪魔扱いされます。

日本人旅行会社

地球の歩き方に記載されている地図は間違っています。 タクシーに乗って、かつ旅行会社に電話してスタッフに迎えにきてもらいましょう。 集合住宅街の2Fにありますが、看板もないため絶対にわかりません。 キルギスで海外青年協力隊からそのままビジネスをしている女性がオーナーです。

宿

Central Hostel Bishkek

改装工事が完了したばかりのようで綺麗な宿です。 受付の女の子もかわいいし、コスパの高い宿。 中心地に位置するため便利。超おすすめ。また泊まりたいです。

イシク・クル湖

ボコンバエバ

ビシュケクからバスで東に行くとつく。 インフォメーションセンターも3つぐらいあるのでそこで情報収集、ホテル、ツアーの予約ができます。

湖のほとりにあるキルギス遊牧民のテント、ユルトの泊まる。生まれて初めてなのでテンションあがります。湖のすぐそばにあるにもかかわらず、全く観光地化されておらず、また人も少ないので喧騒とは無縁の世界でいい感じです。 穴場という言葉はこうゆうところをさすんだろうなって生まれて初めて実感したしだいです。

湖の透明度は高く底まではっきり見えます。 ガイドブックによると集落が湖底あり、船でいくと街の形跡が見えるそうです。 残念ながら船に乗ることができませんでしたが、この透明度ならきっと街の残骸が見えるはずです。

一泊しましたが、ご飯は夜、朝に宿が用意してくれます。 食べる場所も大きめのユルトに宿泊者全員が集められ一緒に会食。 オーストラリアのグループと一緒になり、これからイランに行くそうです。 イラン・・・。大丈夫なの?うらやましい。

朝も同じメンバーと食事をしましたが、さすがオージーベジマイトを持参。 「これがないと1日がはじまらないのよ」 とどこかで聞いたことのあるセリフを言ってくれました。 この感覚は世界共通っぽいです。

キルギスは昼、暑いので半袖で問題ないですが、 気候的には砂漠に近いため夜は寒く現地人でさえ、ダウンジャケットを羽織ります。

宿

ベルタム・ユルタ・キャンプ

泊まった宿は、こちら。地球の歩き方にも乗っています。 宿のオーナー女性は親切。おすすめです。

カラコル

ボコンバエバ村から東へバスで移動。 街は小さく半日あれば周れる。 近郊にはガイドブックに載っていないトレッキングルートや美しい景勝地が多いので敢行案内所で聞いてみるといいです。 地球の歩き方に載せない理由はページが限られているからだそうです。 (ビシュケクの日本人旅行会社の女性談)

アラ・アルチャ国立公園

ビシュケクから30Km。タクシーで行きます。 入場料がかかりますが払いたくない人は入り口で降りて歩いて行くこともできますが、 あの距離を歩くのはおすすめしません。

運がいいと豹に遭遇できるそうですが、遭遇したら死ぬよね? タクシードライバーから 「川には絶対に入るな!見かけ以上に急流で、酔った白人がたまに流されて死んでいるから」 と教えてくれました。

帰りのタクシーでこの運転手が身の上、話をしてくれました。 結婚していたが今は離婚しており理由が妻の母親が彼を食い物にしてお金ばかりせびって 途中でもっとお金を持った男性が現れるとその人と娘を結婚させてしまったという話です。どうやってその母親に復讐すればいいのかアドバイスを求めてきましたが 仏教の教えに基づいて 「やったことが返ってくるから復讐は辞めた方がいいよ」 とアドバイスしました。

あと,中央アジアで嫌われている歴史上の人物は ”チンギスハーン” 相当,中央アジアで殺戮を行ったようで歴史の話になるとどれだけ嫌いか わかります。

食事

馬ミルク

木の樽に入っていて、中には焼けたワラのようなものが混じっています。 (結局なにかはわかりませんでした) 牛ではなく、馬。これが癖のある味で一口飲んで諦めました。 どう表現していいかわからないですが、ブルーチーズのように癖のあるミルク?ヨーグルトとでも申しましょうか。 多少発酵さしているためアルコール分が含まれているため、大量に飲むと酔っ払うそうです。

チーズ

カザフスタン人は羊のチーズを丸く固めたものを路上で売っています。 野球ボールぐらいの白い球体で硬く塩辛いのです。 3日ぐらいかけて食べました。

イカ

安いので丸ごと購入。夜食で丸ごと食べたら夜、トイレで5回ほど起きてしまって睡眠不足に。味は日本とそんなに変わらないです。

炭酸牛乳

街中で赤、青、緑のウォータージャグクーラーを置いて商売している人が50Mごとにいますが、その中の赤の容器に入ったものが炭酸牛乳。 (ちまにに、緑:砂糖入り紅茶、青:大麦をアルコールが出ない程度に発酵させたもの) 初めて観光案内所で出された時は、「ナンジャコリャー」という態度を取り、案内所の人がおもしろがってくれましたが、そのうち慣れると美味しく感じるようになります。 でも、この手のものって、日本に持ってきて飲んでもおいしくないんですよね。 あの暑く乾燥し日がギンギン照らされた場所で飲むからおいしいんだと思います。

民族衣装

首都を離れると年配の方達は民族衣装に身を包んでいます。グローバル化が進んでいる現代において貴重です。