ウズベキスタン

飛行機から見えるウズベキスタンの景色。 見慣れない砂漠が広がっている。この光景だけで心踊るのはいつ以来だろうか。 たびに慣れてしまって久しく忘れていた感情だ。

到着すると気温は四十度。暑い。 2018年5月から税関申告なくなった。これで入国時よりも所持金が多いから刑務所にいかされる心配がなくなったわけだ。

空港について会社のメールを確認するために空港の無料wifiに繋ごうとするが 電話番号を要求されたので諦めた。

入国審査は飛行機が遅れたためか人が全くいないためすぐに終わってしまった。 グアムなどでは2時間以上待たされるというのに・・・。

20年ぶりにパッケージツアーに参加する。理由は前回カザフスタンキルギスに行って個人で回るには面倒なことに気が付いたから。 母親はよくツアーを利用しており、協調性のない私は無理なのではと言われていたが実際、周りの参加者とはうまくいかなかった。 文句ばかりいう北海道からきた79歳の女性。 ツアー参加は2人参加と一人参加の2通りがあるがバスの席について、一人参加だけが2席使うのは不公平だといい出し、北海道さんはいつも友達と参加しているにも関わらず別れて座っていた。 それについて私が文句を言うと

「バスの席を独り占めするための追加料金を払う意思があるからいいんだ」 「意思?そもそもお金払ってないよね?そんなルールもないし何行ってんの?」 「このツアー会社に文句いうからいいの」 「文句言ったって変わんね〜よ」

こんなやり取りを行い、バスの中でも私に聞こえるように 私の悪口を言っている。参加者全員にその旨を伝えてハブろうとしているようだ。 明日から憂鬱だな

が、結果的には問題がなかった。 母親・娘組とディナーで席が一緒になり、私がその家族の長男にそっくりだということで話が盛り上がった。

「息子は東大卒で銀行員なんだけれど、あんた(私)そっくりで嫌な人って思ったの」

話を聞くとその東大生、本ばかり読んでおり、夏休み年末の連休になると一人で海外に旅行に行くようだ。母親と娘は東大くんの理屈っぽい話が理解できないと嘆いていた。

「兄は人に興味がないんですけれどなんでですかね?」 「知的欲求を満たせない生産性のない空虚な会話が耐えられないんですよ。そのタイプは優秀だと思った人としか仲良くしません」

次は70代の夫婦、旦那はマスコミ関係。 「美の造形にくわしいのですか?」 「週末は美術館にいったり毎日新聞主催のオークションに行きますよ」

「毎日同じ服にみえますけれど3枚ぐらい同じの持ってるんですか?」 「毎日洗ってます。他人目線で生きる気ないんで。見え張ったらいくらお金あっても足らないですからね」

という何気ない会話していたら「おもしろい」と喜んでいた。 何がそんなにおもしろいのか私はわからないのですが、とりあえずみんな私のことを気に入ってくれたようでよかったです。

いやー、それにしてもツアーの人間関係は大変ですなー もうあんまり参加してたくないかな。

あと思ったのが国内・国外線の手続きはすべて添乗員さんが行ってくれるので、経験値が上がらない。

そして、現地人と関わらないから異なる価値観に触れることがない。

移動

飛行機

成田空港 金曜日10時15分 ウズベキスタン航空 直行便

ウズベキスタン タシケント 金曜日22時5分 ウズベキスタン航空 直行便

行きは2時間遅れ 帰りは1時間遅れで出発した どうもウズベキスタン航空はよく遅れるようだ

空港では 2018年5月から書類提出がなくなった 入国審査後、すぐ目の前か道路になっている 非常に簡素な空港だ

滞在証明書は出国審査で必ず提出するというわけではなく 言われたら提出しなければいけないものです。 普通にしていれば何も言われず出国することができます

バス

暑過ぎて道路がガタガタで大きな穴がところどころに空いている。 理由は ・道路の下の地盤が緩くて陥没してしまう ・あまりの暑さに道路が歪んでしまう

車窓からは砂嵐が見えたりする。

食事

注文してから出てくるまで時間がかかる。軽く30分ぐらい。

サマルカンドナン

出来立てはともかく、そうでないとパサパサしておいしくない。

イカ

甘くない

両替

とりあえず日本円はレート悪い。米ドルがよい。 闇両替はいまだに健在だが銀行のレートがよくなっているので、利用する必要はないと思われる。

また帰国時にスムからドルに両替するのは非常に面倒でビザカードを申請書に記載して数ヶ月後に入金される仕組みらしい。現地の人でさえ使ったことがないと言っていた。 スムは現地で使い切るのが得策です。

トイレ

空港のトイレには大小一つしかないため長蛇の列ができている。 想像だが広大な砂漠のため外で用がたせるためトイレの重要性を認識していないのではないかと思われる。

使用料は1000スム(14円)が相場。

タシケント

帰国直前の夜食でホテルのビュッフェを食べる予定でしたがシェフが忘れてたそうで急遽他のレストランに変更。私はガイドだったらそんな適切な行動できる疑問です。 素晴らしいトラブル対応だったと褒めてあげたら喜んでいました。 でも他の日本人は色々と不満を言ってましたね。

日本人墓地

シベリアの強制労働によってなくなった日本人800人の遺骨がここに集められているらしい。 ここでお墓参りをすればウズベキスタンで亡くなった日本人捕虜の墓参りが完了する仕組みになっている。

添乗員の足立さんが線香を日本から持ってきたのでそれをあげることに。 用意がいいですね。

ここの墓石の特徴として埋葬されている人の顔が彫ってある。

その昔、ゾロアスター教が席巻していた時代、鳥葬が行われており鳥以外にも人が食べていたらしい。 昔、近所のおじいちゃんが戦後何も食べるものがなかったので死産の人間を食べていたという話を聞いたことがありますが、そんな感じなんだと思います。

ナヴォイ劇場

日本兵が立てた有名な劇場。地震でもこの建物だけ倒れず 朝6時からラジオ体操してん下駄でカツカツとこの現場まで歩いていくのは時計よりの正確だと伝わっている

アミール・チムール広場

ウズベキスタン人から井上ひさしの単語が出てくる理由がよくわからないがこの広場を褒め讃えていたらしい

ウズベキスタン工芸博物館

バザールでこれ似たようなものをバザールで見つけたがクオリティが低すぎて購入するにいかなかった。 ちなみに小さい箱は6ドルくらいで買えます。

ラクハーン・メドレセ

ウズベキスタンの観光はモスクばっかりなのでお腹いっぱいになります。 それにしても暑い。

カファリ・シャーシ廟

 

ジュマ・モスク

ここの聖職者の方が非常に頭が良いため、話が面白くて毎週金曜日はみんなここに集まり話を聞くそうです。 昔パースのキリスト教会ではつまらない話をする神父がいて退屈でしたが、普段ゴルフばかりしていて教養がないからつまらないんだろうなと思います。

ハストイマール広場

 

国営デパート

お土産を買いに来たのですがインターネットの調子が悪くクレジットカードが使えず。 クレジットカードが使えなかったのこれで2回目。 この国は基本、現金だ。

台湾などにパッケージツアーすべきには毎日のように旅行者用のお土産屋へ連れて行かれたいするがウズベキスタンではそのようなことはない。 連れて行かれたとしても現地の人が利用するような場所だ。

ウズベキスタンホテル

久しぶりの4つ星。快適。イスラム圏なのでお祈りの鐘が鳴っているのでちょっとうるさい。五つ星ホテルでもお湯が出ないとの噂があったが大丈夫だった。

ヒヴァ

タシケントから飛行機で来る途中にトルクメニスタンへ個人旅行に行くという日本人女性にあいました。 トルクメニスタンはガイドつけないといけないのですが 日本で現地の旅行会社と英語でやりとりをして手配したそうです。 あんな面倒な所に個人旅行で行くなんて・・・。 もう10年若かったらやってたかな。

城壁に囲まれた世界遺産の町。 面積は小さいですがいい感じです。

イスラム・ホジャ・メドレセ

入場料払うとこの塔に登って街並みを見渡すことができます。 中の真っ暗で階段はわざと段差が違っているのでちょっとかなり危険です。

カリタ・ミナル

左側の塔は未完成。 ちなみに右側の建物はホテルになってます。 ここに泊まりました。

ジュマモスク

柱と一部吹き抜けなってる箇所から入ってくる光の感じが素敵。

タシュハウリ宮殿

王様の寝室。思ったより小さいですね。

クフナ・アルク

写真では分かりづらいですが柱には彫り物があります。 日本と比べると質が落ちます。

トプラクカラ

粘土質でできた昔の都市。 雨が降ったり人が歩いていくうちにどんどん破壊されるので数年後には立入禁止なるんじゃないかと思います。 ツアーだからここに来れましたが個人でここに来るためにはレンタカーが必要です。

アヤズカラ

写真の遠くに見える遺跡。その場所までいくのは危険なので観光客は登らないそうです

ブハラ

薬学部に通っている21歳男性がカンボジアNPO法人のツアーに参加して学校作りに参加した話をしてくれました。 このツアーに参加するために飛行機代、ボランティア参加代を自腹で払い参加したそうです。参加者の男性は20人中3人という話を聞いてちょっと行ってみようかなと思いました。やっぱりボランティアは女性のほうが多いんでしょうね。

アムダリア河

ブハラへ行く途中で渡る川。 途中お茶の休憩をするが野外のテーブルに座っていたため非常に暑い。 現地の人が気を聞かして打ち水をしてくれるたが 日本の夏のように湿気が多くなってしまい暑く感じてしまう。 みんなバスの中でお茶を飲もうやと文句を言っている ちょっと添乗員さんが可哀想 ちなみに添乗員さんは経費削減のためにみんな派遣のようです。

昔、中央アジアを自転車で横断している日本人がいましたが、実際、バスで走ってみてこのレベルの道路を完走するのは並大抵な準備では無理だなというのが正直なところ。 肌が真っ黒だったが確かにこの強い日差しならば納得。

アルク

イスマイール・サーマーニ廟

廟(びょう)と読む

カラーン・ミナレット

死刑のときにこの屋上から突き落としたそうです。 ほとんど即死らしいですがたまに死なないこともあったそう。

カラーン・モスク

ミルアラブ・メドレセ

 

ウルベク・メドレセ

チャシュマ・アイユブ廟

アブドゥールアジス・ハーン・メドレセ

タキバザール

このたこ焼きをひっくり返したような建物の中にバザールがあります。

民族舞踊ディナーショウ

普段はモスクですが夜になると毎日ディナーを食べながら踊りを見ることができるところ

シャフリサーブス

パッケージツアーに参加されている方達は定年退職したお金持ちばっかりです。 70歳の男性は90回もツアーに参加しているそうです。 皆さん資産家のようで一緒にいるといやになります。

アクサライ宮殿跡

この建築群。昔はもっと高くてアーチ状になっていたそうです。

ドルッティロヴァット及びルッサオダット建築群

サマルカンド

パッケージツアーであるどんなトラブルがあったのか聞いたところ 朝、添乗員さんが部屋からでてこないので現地のガイドが右ったら ベットの上で亡くなっていたそうです。突然死です。 現地のガイドは添乗員さんの死を隠して残りの日程を消化したそうです。

昔、旅行会社のテルミクラブが潰れたことでいろいろ問題なりましたが、ツアー参加に慣れている皆さんの話を聞くと旅行会社が潰れるのは結構普通のようでアタリマエのように話していました

レギスタン広場

サマルカンドと言えばここ。 なぜか現地の若い女性に一緒に写真を撮ってくれとお願いされた。 ここでは日本人が珍しいのか写真をせがまれる。

ティラカリ・メドレセ

シェルドル・メドレセ

ウルグベク・メドレセ

ウルグットバザール

 

シャーヒ・ズィンダ廟群

ウズベキスタンでもっとも綺麗なモスク。感動する。

シャブスキー・バザール

イチジクにクルミ、レーズン、を掛け合わせたオリジナル。 マリアージュ的には微妙でした。

ビビハニム・モスク

グリ・アミール廟

トイレ掃除のおばちゃん。写真を取ってあげるとよろこんでくれる

写真撮影は5000スム。最初、撮影しなくていいかなと思っていたが黄金の内装を撮影して事後でお金を払ったら、日本語のできる警備員に 「日本人はそうゆうところがすごいよね」 とほめられる

紙すき工房

この紙は、ねずみが食べるとノリが大量に含まれているため窒息死するらしい。 そのため保存に適していると説明してくれた

絨毯

家内制手工業でバック、絨毯を作っている村。 10代前半の女性が機織り機で絨毯を作っている。 おばちゃんが、日本語で「年齢はいくつなの?」と聞いているが日本語がわかるわけもなく黙々と作業をしている。

絨毯350ドル。大学の准教授が購入。手作りでこの値段は安いとご機嫌だが、 機械で作れるものをわざわざ手で作ったことに価値を見出しているようだ。 そうゆう需要があることは知っているが、個人的にはあまり意味のあることだとは思えない。機械で作れるものをわざわざ人が作る。効率化でないし、手作りの方がクオリティーが高いならばともかくそんなこともなさそうだ。

 

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