アルゼンチン

2016/08時点の情報です。

飛行機でアメリカンのヒューストン経由でアルゼンチンのブレノスアイレスへ行くチケットを購入。 アメリカを経由するだけなのにESTAの登録が必要です。 個人でWEBから行いましたがすべて英語なので英語が不得意な方は旅行会社に代行してもらうこともできます。 自分でやりたい方は、請方法をまとめているサイトがあるので参照すれば誰でもできます。

日本からブエノスアイレスへ長い時間かけて到着。 空港からバスで中心地へ向かうが首都にも関わらず街中に人影がみえない。 南米はカソリックの国のため日曜日になると店は閉まってしまうのだ。

治安のイメージのよくない南米で昼間とはいえ、これだけ人がいないとビビる。

地球の歩き方に記載されている日本人宿に乗合タクシーで連れていってもらう。

ここだと降ろされる場所は、高層アパートにしか見えずホテルの表記はどこにもない。 昔、日本人宿だとバレると泥棒に入られるから看板はつけないということを何かで読んだことがあるがきっとそうゆう理由なのだと思う。

ホテルの部屋番号のベルを鳴らすが返事がない。

タクシーの運転手がガイドブックに記載されていたホテルの電話番号に電話してくれるが 応答なし。

「とりあえずここがそのホテルだから。とりあえず待ってろ」

と言われてタクシーは走り去ってしまった。

さて、困った。他のホテルに行くにも、もう一つある日本人宿はここからかなり遠い。 歩いて行ったらどれほどかかるか。しかもこの人通りの少なさ。 旅行初日からバックパックを背おってフラフラするのはさすがに怖い。 襲われたらゲームオーバーで旅が続けられないぞと思い と呆然としていたら、後ろから

「こんにちわ」

とお年を召した日本人女性に声をかけられる。

「あぁ、ここの宿、今オーナーがいないから。まぁ、入って」

中に入ると日本人男性が一人ご飯を食べていた。

「ベルが鳴ってるのはわかったんですけれど、自分、どう対処していいのかわからなくて」

とりあえず宿が確保できたことにホッとする。 ここのオーナー、アルゼンチン人の旦那の実家でトラブルがあったために、数日出払っているらしい。 もし、この女性に偶然出会わなかったら面倒なことになっていたなと、運の強さに感謝。 普段は日本人宿に泊まらないのですが、南米の治安にビビっていたこともあり情報収拾を目的にきました。

行き方

飛行機

アメリカ経由が一般的。ドバイ経由もあり安いが時間がかかるのでオススメしない。

陸路

チリからバスが出ているが冬季は雪で通れなくなることが多いので確認が必要。 バスから眺める景色はすばらしい。 問題は、国境での入国手続きが2〜3時間とめちゃくちゃ時間がかかる。 バナナなどの果物をチリへ持ち込むと罰金を取られるので注意。

アルゼンチンからチリへバスで行くときに、一緒になったアルゼンチン人で空手をやっている人たちにサンティアゴについたら心配だからと10代の空手女子にホテルまで送ってもらいました。南米は治安が悪いイメージありますが、一般人はとても親切で感動します。

ビザ

3ヵ月以内の観光ならビザは不要

治安

スラム

国際バスターミナル、駅周辺 ここにスラムが隣接しているため、夜は絶対に出歩いてはならない。 夜に発着する場合は、絶対にタクシー。もしくは朝まで明るいカフェで待機すること。 昼間もストリートチルドレンが旅行者を物色しています。

ケチャップ強盗

ケチャップかけられて金品を取られるという世界中でよくある手法。 日本人宿のオーナーが 「ケチャップ強盗に会うのは入国して1週間ぐらいのあいだなので、それ以上滞在してなにもなければもう大丈夫です。」 被害に合う人はあうし、合わない人はあわないということを経験的に知っているのでしょう。私は経験ありません。

言語

スペイン語です。 ホテルは英語が通じますが、窓口でのバスチケット購入はまず英語が通じないと思ってください。 行きたい場所が決まっているのでしたら宿の人に頼んで紙にスペイン語で記載してもらうのも手です。

交通

電車がない。 時間があるならばバス。 ないならば飛行機になりますが、飛行機の値段が高すぎて躊躇します。 あとネットで購入する際にスペイン語表記なのでこの時点で心が折れます。 クレジットカードで飛行機のチケット購入時には、海外で高額商品の航空チケットなどを購入しようとするとロックしてしまうクレジットカード会社もあるので事前に電話してロックを解除してもらうなどの対応が必要です。

両替

昔は、闇両替のレートがよかったらしいですが、いまは関係ないです。 普通に両替しましょう。日本円ではなく、米ドルが必要ですが、 ATMからキャッシングが便利です。 よくある話で、新生銀行でのキャッシングができないという苦情がありますが、 デフォルト設定では海外キャッシングができないようになっています。 旅行前に設定をネット上で変更するか、電話経由でオペレーターに設定してもらってください。 あとこの時代、トラベラーズチェックなんて使わないので

宿

日本人宿A

中心地(ブエノスアイレス セントロ)にあり移動に便利。お茶が無料で飲める 今もやっているか不明。ガイドブックからはなくなっている。

北野旅館

その昔、汚くて有名だったが今は若い日本人夫婦にオーナーが変わったため綺麗になっています。日本人宿のため漫画が大量にあり沈没必須。 部屋を清潔に保つために飲食は禁止で、水もダメです。 キッチン、リビングで食べることになります。 場所はサン・テルモ地区にあり中心から離れているのでちょっと不便。 近くに骨董街あり。 看板がないので注意しましょう。

Hostel Estoril 3°

欧米バックパッカーが集まるワイワイするのが好きな人におすすめ。 隣にあるビザ屋が安くてボリューム満点。ホステルの裏側には中華街になっているのでそこも安い。レセプターは親切に色々と教えてくれる。

食事

ブエノスアイレスは物価が高いです。レストランにいくと結構取られます。 安宿には大抵キッチンが併設されているので、スーパーで食材を買う、もしくは テイクアウト型の中華料理、ピザが安いです。

アルゼンチンの肉がうまいと有名ですが、理由は日本と違い赤み肉が支流だからだそうです。日本の肉は霜降りが重要視されているので油が多いですよね。 個人的にはアルゼンチンの赤身肉の良さはわかりませんでした。 そもそも私、あまり肉を食べないので。

アルゼンチン移民

宿で一緒になった高齢の女性は1947年に日本からアルゼンチンへ移民してきたそうです。この人の話がめっちゃ面白い。 旦那さんは政治家秘書をしており、官僚からアルゼンチンがいいという一次情報手に入れて移民募集に応募したそうです。この当時のアルゼンチンの経済状況はよく今とは違いますね。また、日本でも終戦直後ということもあり、職がなく人があぶれていたので海外に移住させることが国策としてあったようです。 さて、日本から南米まで船で40〜50日ぐらいかかるそうですが、その間、船の中で何をしているかというと、小学校1〜6年生までの学級ができ子供はお勉強、大人は教師役、また船内新聞を発行する人など小さなコミュニティーが形成されているとのことでした。この女性は1年生の教師役をしていたのですが、その何十年後、南米移民同窓会で その当時、小学一年生ぐらいの歳の子たちが大人、というか年寄りになって 「先生、お久しぶりです」 と挨拶をしてもらったエピソードなどはもう戦後生まれの私には壮大な話に聞こえます。 ただこの同窓会でドミニカで降りた日本人移民の姿はなく、どうなったのかいまだにわからないそうです。もともとドミニカで農業で生計を立てようとしていらたしいですが、日本人に渡される土地は現地人が投げ出すような不毛な土地でそこを開墾しなければならないのですが、ドミニカはでかい岩が下に埋まっていてどう考えても農地として向かなかったため、日本政府に頼んで他に国に移民申請を出し、移動したのですが、そのあとの消息はわかりません。

アルゼンチンでは、 デフォルト 天文学的なインフレ 独裁政治 と絶対に経験したくないようなことが何度も起こっていますが、その当時のことを聞くと

「なんとかなるから大丈夫」

まだ起こっていない年金問題で右往左往している私たちの器の小ささを認識せざる得ないセリフです。その当時の話を興奮、自慢(今時の若者は的な)等の感情をのせずに淡々と話している姿に、戦前生まれの経験値の深さを感じ圧倒的な敗北感を植えつけられるのでした。 「戦後生まれダメ」という意見がありますが、あながち嘘ではないなと、かといってあの時代を過ごしたいとも思いません。

プエルト・イグアス

イグアスの滝を観光するために拠点となる街。 安宿がたくさんあるため、宿探しに苦労することはないが、レセプターは英語が全く通じない人が多い。

どうでもよいが昼間にタクシー乗り場で運転手同士が殴り合いの喧嘩をしており、おもわず見入ってしまった。パンチ遅すぎ。あれでは喧嘩にならんよ

イグアスの滝

国立公園内にあるので公園を散策しながら滝を見ることができる。 アルゼンチン側、ブラジル側から見れるため両方みたい場合は2日間みておいたほうがよいです。ブラジル側へは国境を超えるのでパスポート必須。簡単に取れます。 これだけ巨大な滝はいままでみたことがないのでみておくべきです。 幅広の川には歩いていける橋がかかっているので滝の近くまでいけます。水しぶきがすごいので濡れても大丈夫な服で行きましょう。 アルゼンチンにきたら絶対に行くべき場所。おすすめです。

コルドバ

コロニアル調の街並みが特色。1日あれば観光できます。

修道士が住んでいた建物を見学するとボランティの女性が一生懸命せつめいしてくれます。修道士は、この建物から外に出ないで一生を過ごすそうです。

メンドーサ

ワインで有名なので、ホテルではワインツアーに申し込めるが週末のみ開催。 ワイン好き以外はおもしろくないかな。

街の探索は「メンドーサ周遊観光バス」で見所を周るのが楽。 日本語のガイドはないので英語で聞くことになる。

お土産

マテ茶の容器と銀製のストロー

空港でお金が余ったため、使い切るために購入。値札より所持金の方が少なかったので 「今これだけしかないからこれで売ってくれ」 と行ったら、了承してくれた。南米は普通に値切れるようだ。 銀製のストローは銀の味がするのであまりおすすめしません。しかもそのうち錆びます。 現地の人は日常遣いしていますが、どうやってメンテナンスしているのでしょうか? あんなにすぐに錆びたらしょっちゅう買い換えないといけないのに。