お遍路 別格20霊場 7日目

2019/5/4

観音寺で4300円の宿に泊まる

第十八番 海岸寺(かいがんじ)

順番的には次は15番なのだけれども公共機関を使うと18番を行ったほうが楽なのでこちらから攻めることにした
ことに気がついたのは15番の近くの宿を予約する際、すでに閉鎖していていると聞き、どうしたもんかなぁと地図を眺めていて気がついたのだ
まさに”災い転じて福となす”である

海岸寺は最寄駅から歩いて10分ぐらいのところにあるが
ここはなぜか太子堂と本堂が離れており歩いて5分ぐらいかかるところにある。
(普通、太子堂と本堂が同じ敷地内にある。こんなところはお遍路の中でもここだけだと思う)
 
朝から何も食べていないので太子堂と本堂の道すがら喫茶店があった。
入ってみるとおばあちゃんが1人で経営しているようでわたしが入っていくと若い人が久しぶりきたことに喜んでくれた。

茶店内を見渡すと地元の定年退職したと思われる男性が新聞を読み時間をつぶしている。多分毎日ここに来ているんだろう。
何か食べるものあるかと聞くと400円のモーニングを勧められる
サンドイッチ目玉焼きコーヒー野菜がついてこの値段
しかもコーヒーはトリップではなく理科の実験室使うような不思議な道具を使って作っていた。見たことのない機械だったので

「ドリップではないんですね」
「この方法は時間がかかるから東京では、やらないんだろうね」
 
この人、80歳を超えていると思うのだが話の内容に教養が見える。
この喫茶店を始める前に一体何をやっていた人なんだろうか。しかもこんな田舎で。

興味深かった内容は
鹿児島でコーヒー栽培をしている人がいて200グラム1万円で売っているらしい。
日本の低い日本でどうやってコーヒー栽培を行っているかと言うと廃材を燃やすことで温室栽培をし、コスト削減しているそうだ
200グラム10,000円は高いなぁ。
 
茶店をあとにし、電車の出発時刻まで時間があったので海岸へいく
瀬戸内海は、思いのほか、きれいだ。
これで砂浜にペットボトルなどのゴミが落ちていなければ完璧なのに。

第十九番 香西寺(こうざいじ)

香川県の高松へいく

その昔、オーストラリアでワーキングホリデーをしていた頃があった。
小遣い稼ぎでシドニーの病院で治験を受けていたとき、一緒になった高松出身の女の子がいた。
その娘と偶然会えないかなぁと期待していたがもちろん、そんなドラマみたいな事はない。
高松駅構内にあるインフォメーションセンターでお寺に行く方法を尋ねるともう今この時間(12時45分)にバスが出発すると教えてもらう。
ちょうど出発していたバスを呼び止めて乗せてもらう

30分ぐらいで”中塚”へ着く(310円 X 2)
それなりに立派なお寺である。

第十七番 神野寺(かんのじ)

バスで高松まで戻り琴平(620円)までいく。
駅で食中毒のためか嘔吐している女性が救急車に運ばれていた。
手足が痺れているそうだ。典型的な食中毒の症状である
私も経験あるからその辛さはよくわかる。
どうも生モノにあたったらしい。

ちなみに琴平は温泉街のようで結構発展していた。
JR塩入駅ヘ。
ここから満濃池を目標に徒歩2キロ。
この池が素晴らしい
それにしても本当に池なのだろうか?なんとなくダムに見える。
山が池の部分に鏡写りになっているので景色がいい

周りはキャンプや釣りに勤しんでいる人がいるのでそれなりに観光スポットになっていると思う。
池は素晴らしいがお寺の印象は普通だ。